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子育て情報 POSTED / 2023.02.06
知育玩具とは?選び方や遊ばせ方などの基礎知識を紹介
「知育玩具」は、子どもの知育に効果的とされており、近年特に注目度が増しています。実際に子育てに知育玩具を取り入れるご家庭も多くなり、小さな子どもを持つ親御様の中には、遊びながら学べる知育玩具を検討している方も多いでしょう。
しかし、そもそも知育玩具とはどんなものなのか、知育玩具は普通のおもちゃとどう違うのかを理解しないままだと、我が子にぴったりの知育玩具を選ぶのは難しいかもしれません。さらに、知育玩具といってもたくさんの種類があるため、何を選べばよいのか迷ってしまうこともあるはずです。
そこで本記事では、知育玩具の特徴や選び方、遊ばせ方などの基礎知識について解説していきます。
目次
知育玩具とは?
そもそも知育とは、知能を高めて知力を育てることを意味します。簡単に言い換えれば、子ども自身が自発的にものごとを考えられるようになる、また行動を起こすために自分で考える力を育てることを目的とした教育のことです。また、教育の基本となる考え方である「三育」一つに数えられ、「知育」を含む「徳育」「体育」の3分野がバランスよく育つことで、子どもの能力や生きる力が育つとされています。
したがって「知育玩具」は、この知育という言葉が持つように、上記のような知能・知力を育み、子どもの知能の発達を促す遊び道具(おもちゃ)のことだということが分かるかと思います。知育玩具は普通のおもちゃと明確な線引きがあるわけではないものの、「子どもの能力や感性を育むことを目的」として開発されていることが異なる特徴だと言えます。
商品ごとにコンセプトが異なり、さまざまな形で子どもの知能を刺激する仕組みが取り入れられています。知育玩具で知能・知力の発達を促すきっかけを作ることで、子どもの成長効率は飛躍的に向上すると考えられているのです。
知能玩具と普通の玩具の違い
一般的な玩具は、子どもが単純に楽しめる「娯楽性」に重きが置かれている傾向があります。もちろん遊び方次第で、知育玩具に近い効果が期待できるものもあるかもしれませんが、基本は娯楽性の強い遊び道具に過ぎません。
一方、知育玩具は前述の通り、普通の玩具と比べてそもそものコンセプトが異なり、知能を育てるために脳や身体に刺激を与える仕組みが備わっています。遊び方に工夫が必要だったり、頭を使ったりするように設計されているため、子どもは自分なりの遊び方を考え、試行錯誤しながら遊んでいきます。そして、その積み重ねが考える力・知能を養うことにつながるのです。
とはいえ、むやみやたらに知育玩具を与えればいいと言うわけではありません。知育玩具は子どもの年齢や発達段階に応じたアイテムを選ぶことではじめて効果を発揮するものです。
つまり、子ども一人一人の発達段階に応じた知育玩具を親御様が選んであげる必要があります。こうした点を踏まえると、知育玩具は子ども自身が遊びたくて選ぶ玩具ではなく、ママやパパが子どもの成長を願って選ぶ玩具であると言えるでしょう。
知能玩具と教材の違い
「教材」とは、特定範囲における知識や技術を習得する目的で使用される道具の総称です。さまざまな種類がありますが、代表的なもので言うと教科書や参考書、カード、絵本、かるたなどが挙げられます。いずれも特定の物事を学び、理解力や読解力、知識量の向上を目指しています。
一方、知育玩具は教材と違い、知識ではなく「考える力や発想力などの知能」にフォーカスしているのが特徴です。そのため、知育玩具で遊んだからといって特定の物事の知識を覚えたり、技術を身に付けられたりするわけではありません。あくまで、これから成長する上での基盤を作れるのが知育玩具ならではのポイントです。
このように、教材と知育玩具は「何を目的としているのか」という点に明確な違いがあると言えるでしょう。ただ、教材と知育玩具はどちらも「対象年齢」が設定されています。そのため、いずれも子どもの年齢や発達段階をもとに、適切な教材もしくは知育玩具を与えることが大切です。
知育玩具を活用するメリット
人が社会生活を送るためには、思考力や協調性、コミュニケーション能力が必要です。こうした力は、年齢や発達段階に応じた知育玩具で遊びながら養うことができます。特に幼児期はさまざまな刺激から多くのことを学び、生きる方法を模索していく時期。知育玩具で知能・知力の発達を促すきっかけにたくさん触れることで、知育の効果は飛躍的に向上し、知的能力も身に付きやすいことが考えられます。つまり、知育玩具で今後「生きるために必要な力が効率的に高まる」というわけです。
また、知育玩具の中には、あらゆる言葉や数字を設計に盛り込んでいるものも多いです。遊んでいるだけで言葉の数を増やしたり、簡単な計算ができるようになったりします。こうして、小さい頃から国語や算数に触れることができ、学びの基礎を作れるというのは大きなメリットだと言えるでしょう。
さらに、知育玩具での遊びは「知能指数(IQ)が高くなる」ことにも期待できます。知的指数は、単純な学力とは異なり、考える力や記憶力などを計測する指数のことです。特に幼児期は人間の一生の中でも脳が大きく成長するため、柔軟で吸収性が高く、知的指数が急速に高まる時期と言われており、そのタイミングでの知育には大きな効果が見込めます。つまり、知育玩具によって「知能指数(IQ)が高くなる=自分で考える力や判断力、対応力が身に付く」というわけです。
知育玩具を活用するデメリット
知育玩具のデメリットは、大きく分けて以下の2つが挙げられます。まず1つ目は、子どもに遊んでもらえない・興味を持ってもらえない可能性があるということです。知育玩具と一口にいっても、デザインや見た目、サイズ感などは様々です。何かが気に入らないだけで手に取ってもらえない可能性もゼロではありません。
また、知育効果を求めるばかり、言葉や数字、英語などの勉強面を重視してしまうことも。このようなおもちゃは大人が満足するだけで子どもが興味を持てない可能性も十分にあり得ます。
2つ目は、「要らなくなった玩具の保管・処分」についてです。知育玩具には対象年齢が設定されていることが多く、年齢に応じた玩具を買い続けると、どんどん家に溜まっていってしまうことがあります。おもちゃ箱に知育玩具が溢れかえっている、保管場所がどんどんなくなっている、要らなくなったおもちゃの処分に困っている…というご家庭も少なくありません。
知能玩具の選び方
見込まれる知育効果を最大限得るためにも、子どもに合った知育玩具を選ぶことが重要です。ここからは、「知育玩具の選び方」について解説していきます。
対象年齢を確認する
一番大切なのは、年齢に合ったものを選ぶこと。基本的に知育玩具には、子どもの年齢や発達段階に応じて、対象年齢が設定されているので、購入前には必ずチェックをおこないましょう。
想像してもらうと分かりやすいかと思いますが、例えば1歳の子どもに5歳児向けのおもちゃを買っても使い方がわからず、遊んでもらえないだけでなく、本来の知育効果も期待できませんよね。こうした失敗を無くすためにも、しっかり対象年齢を確認しておくのが大事です。
例えば、0~1歳は視覚や聴覚を刺激するおもちゃ、1~2歳は手首や指先を活かした遊び、5歳は言語や数学を学べるものを取り入れるなど、年齢に合わせて選びましょう。
ただし、同じ年齢の子どもでも、発達・発育・性格には個人差があるため、推奨される対象年齢を目安に、子どもの発達段階に応じたものを選んであげられるとベストです。
伸ばしたい能力・目的を考える
知育玩具によって、それぞれ伸ばすことができる能力が異なります。たとえば、お絵かきボードで絵を描くことで創造力を養ったり、ブロックによって思考力や創造力を伸ばすことができたり、パズルで集中力を磨いたりと、知育玩具によって期待できる効果はさまざまです。
そのため、子どもの伸ばしてあげたい能力に合わせて知育玩具を選びましょう。また、伸ばしてあげたい能力に関しては、ママやパパが思う「子どもに将来どうなってほしいか」という考えとともに、次に紹介する「子どもの性格や好み」を見極めることも重要です。
子どもの性格や好みに合ったものを選ぶ
知育玩具は期待を込めて大人が子どもに対して与えるものではありますが、あまりに知育効果を意識しすぎた結果、大人が満足するだけで、子どもが興味を持てない可能性もあります。それは絶対にNG!
というのも知育玩具は、子どもが自発的に遊ばないと期待する効果が得られにくいと言われているからです。子どもが自ら「やってみたい」と感じたときこそ、自分の能力を十分に発揮でき、効果的に伸ばすことができるのです。こうした点から、興味を持って遊んでもらうためにも、子どもの性格や好み(デザインはもちろん、普段どんなことで遊ぶのが好きなのかなど)を考慮して選ぶことがおすすめ。このように、子どもが自主的に遊びたくなるような知育玩具を選ぶことがポイントです。
知能玩具の遊ばせ方
ほとんどの知育玩具は、やり方がよくわからなかったり、仕組みに気づかなかったりして子どもが最初から一人で遊ぶのが難しいこともあります。試行錯誤しながら遊び方を見つけ、自分で考える力を身に付けるという点こそ知育玩具の特性ではあるものの、そこで挫折してしまっては意味がありません。
そのため、知育玩具を与えた際には、ママやパパが一緒に遊んで楽しむことが大切。次第に子どもは自分から遊ぼうとするはずです。どうすればよいか分からないようなら、答えを教えたり、遊び方を指導したりするというより、ちょっとしたヒントを出して導いてあげるようにしましょう。
なお、子どもにとってのお家は一番落ち着く場所であり、楽しい場所。そのため、ご家庭においてママ・パパは「先生」にならないことがポイントです。また、あくまで知育玩具で遊ぶことは“義務”ではありません。親が「やりなさい」と強制するものではなく、子どもの気分ややりたいと思えるタイミングに合わせて遊ばせるようにしましょう。
一番は、子どもが何となく触っているうちに、自発的にルールや遊び方に気づき、遊びを深めていけるというのがコツです。
年齢別でおすすめの知育玩具
知育玩具にはたくさんの種類があり、年齢ごとにどのような知育玩具があるのか、我が子には何がどんなものがいいのか分からないという方も多いはず。 そこで、ここでは「0~1歳向け」「2~3歳向け」「4~5歳向け」という年齢別で、おすすめの知育玩具について解説していきます。
0歳~1歳向けの知育玩具
0歳~1歳児は、ものを握ったりつかんだりする能力が発達していきます。赤ちゃんは、ものを触ろうと目で追ったり、手を動かしたりすることで、知覚や身体機能の発達が期待できます。「見る」「触る」「舐める」「聞く」など自分の全感覚を使って、モノへの興味を示そうとするので、それを満たし五感を刺激できるものがベストです。
具体的には、生後からベッドに取り付けて使える「ベッドメリー」や、手指を使って遊べる「積み木」、「音が鳴るもの」などの知育玩具がおすすめです。
2歳~3歳向けの知育玩具
2歳~3歳になると、手先が器用になり遊べる幅が広がります。そのため、手先を使って遊べるパズルや粘土、おままごとセットなどの知育玩具がおすすめです。
例えば、パズルは手先の器用さを養うだけでなく、絵やイラストによる観察力や空間認識力を育むことができます。加えて、パズルが完成した後の達成感を得ることができ、こうした成功体験の積み重ねが自己肯定感を高めてくれます。
また、発想力・創造力・集中力・色彩感覚を総合的に養える粘土やお絵かきボードのほか、言葉の数が増える3歳頃にはより周りとのコミュニケーションが楽しいと思えるおままごとセットもおすすめですよ。
4歳~5歳向けの知育玩具
4歳~5歳になると、文字や数字に興味を持ち始める子どもが多いです。また、言葉やルールを理解できたり、友達と一緒に遊んだりできるなど、ゲーム性のある遊びを楽しめます。そのため、パズルやボードゲームなどの知育玩具がおすすめです。
例えば、文字パズルや地図パズルは完成図を想像しながら、ここにどのピースをはめこむか考えながら遊びます。その中で自然と文字や地理を覚えていき、遊び感覚で文字に親しむことができます。
さらに、ボードゲームはルールを理解し、友達と一緒にルールを守りながら遊ぶことを通して、思考力や社会性を身に付けられます。協力する喜びや大変さ、誰かと一緒にやり遂げた達成感など、子どもの心身の成長に欠かせない経験を得ることができるでしょう。
目的別でおすすめの知育玩具
上記の通り、子どもの年齢に合った知育玩具を選ぶことはとても大切です。しかしながら、年齢別知育玩具の中にもさまざまな種類があり、「目的に合った知育玩具」を選ぶというのもポイントのひとつです。例えば以下のようなことが挙げられます。
費用を抑えるのであれば、手作りの知育玩具もおすすめ
知育玩具は、意外にも身近にある道具や材料で簡単に作ることができます。たとえば、ペットボトルとテープで作れるペットボトルシャワーや、ダンボールと紐で作れる紐通し、台紙や折り紙で作れるタングラムなど、アイデア次第でさまざまな知育玩具が誕生します。
ママやパパが子どものために心をこめて手作りした知育玩具は、子どももきっと喜んでくれるはず。またある程度の年齢であれば、子どもと一緒に作って遊ぶのもおすすめです。
英語を取り入れる目的であれば、遊びながら英語を学べる知育玩具もおすすめ
知育玩具には、たとえば子どもの興味を引きやすい絵本や、簡単な英単語を習得できるパズルなど、遊びながら英語を学べるものもあります。また、知育玩具で遊びながら、子どもに英語で話してあげたり、子どもの英語を聞いてあげたりしてコミュニケーションをとれれば楽しく英語に触れることができ、学びの土台ができてきます。
知育玩具で楽しく知育を促進しよう
幼児期の成長過程において、知能の発達を促進するために知育玩具を使った遊びは非常に重要です。我が子の年齢や発達段階、性格に合ったピッタリの知育玩具を選んで、周りも一緒に楽しく遊びながら子どもの成長をサポートしていけるといいですね。
なお、知育のためのおもちゃを探す際には、ひとつの選択肢としておもちゃのサブスクサービスもおすすめです。子どもに合った、とっておきの知育玩具が定期的に届く・入れ替えることができるため、要らないおもちゃの保管や処分の問題も解消できます。
もし、おもちゃのサブスクをご検討の際は、当社の「And TOYBOX」もぜひご検討ください。サービスのご利用にあたり疑問点やご不明な点がありましたら、ホームページ上の「LINEでお問い合わせ」よりお気軽にお問い合わせください。
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