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おもちゃの消毒方法は?作業工程や消毒に関する基礎知識を解説
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子育て情報 POSTED / 2023.02.06

おもちゃの消毒方法は?作業工程や消毒に関する基礎知識を解説

おもちゃは子どもが直接触れるものなので、安心して遊ぶためにも清潔に保つことが大切です。特に小さい頃はおもちゃを口に入れることも多く、衛生面を気にされる方も多いはず。
そこで本記事では、おもちゃの消毒に関する基礎知識や、消毒の作業過程について解説していきます。この記事を参考に、普段のメンテナンスに活かしていただけると嬉しいです。

 

– おもちゃの基本的な消毒方法7つ –

 

●水洗い・洗濯
●天日干し
●除菌シートを使う
●除菌スプレーを使う
●酸素系漂白剤を使う
●煮沸消毒する
●クエン酸で漬け置き

 

▼この記事でわかること

 

●抵抗力が低い乳幼児が使うおもちゃにおいては特に、定期的な消毒で清潔な状態を維持するのがベスト!
●神経質になる必要はなく、ママやパパの負担のない程度で気付いたときに消毒を
●できるだけ実施したい消毒のタイミングは4つ(ほかの子どもが使ったおもちゃに触れたとき・お友達と遊んだとき・おもちゃを外へ持ち出したとき・本人または兄弟が風邪を引いているとき)
●おもちゃの素材によって適切な消毒方法が異なる(5パターン紹介)

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消毒とは

一般的に「消毒」とは、「雑菌を無力化し、毒性や感染力を失わせること」の総称です。つまり、雑菌を人間に害のない程度まで減らしたり、感染力を失わせたりして毒性を無力化させることを意味します。薬機法(正式名称:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づき、品質や有効性・安全性が確認された「医薬品」または「医薬部外品」などに対してのみ表示が許されています。
このように定義された消毒ですが、おもちゃにおいては定期的な実施が望ましいと言われています。というのも、特に乳幼児は抵抗力が低い状態ながら、雑菌が付着したおもちゃを口に入れることが多くあるからです。一方、雑菌には赤ちゃんや子どもやの免疫力を高める働きもあるため、消毒ばかり行えば、ウイルスや病原菌から身体を守る免疫力がつきにくくなる可能性もあります。そのことからも、使う度に消毒を実施するというよりも、“定期的に”消毒し、清潔な状態を維持するのがベストだと言えるでしょう。
なお、消毒の関連用語には以下のようなものが挙げられ、それぞれ意味が異なります。

 

抗菌
菌の増殖を抑制すること(細菌を除去したり殺したりする効果はなく、菌が住みにくい環境を作る)

 

除菌
対象物から菌を蹴らす・取り除くこと(明確な定義はなく、水で手を洗うだけでも除菌と言える)

 

殺菌
菌を殺して無害化すること(90%が残っていても10%の菌が殺せていれば殺菌と言う)

 

滅菌
毒性の有無に関わらず、生存するすべての菌を除去すること(菌の残量が100万分の1になることをもって滅菌とされる)

 

赤ちゃんのおもちゃは消毒・除菌が必要?

赤ちゃんを細菌感染から守るためにも、おもちゃを消毒・除菌することがおすすめです。特に生後4ヶ月を過ぎると、赤ちゃんはおもちゃを自分の手で掴めるようになり、気になるものは何でも口に入れて確かめるようになります。
これは、探究心の芽生えの証であってひとつの成長段階であると同時に、舐めたり噛んだりすることは脳にいい刺激となり、赤ちゃんの成長や発達に欠かせない行動だと言えます。とはいえ、月齢が低ければ低いほど菌に対しての免疫力がないため、赤ちゃんは様々な雑菌に負けてしまうことがあるのも可能性としては考えられます。
徐々に免疫力や抵抗力が自然とついていくものではありますが、生後1歳くらいまでは、おもちゃの除菌や消毒を行い、赤ちゃんが口に入れても問題のない状態を作ってあげることが重要です。定期的に消毒をすることでおもちゃを清潔に保ち、赤ちゃんや子ども、ママパパ全員が安心して気持ちよく遊べる環境を作れるといいですね。

 

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適切な消毒のタイミングについて

おもちゃの消毒に関して、「使ったらすぐに消毒しなければ!」「毎回念入りにしないといけない!」と神経質になる必要はありません。 明確な決まりはないので、例えばママやパパの負担のない程度で、「数日に1回」と決めておいたり、「よだれがいっぱいついてしまったとき」など気付いたときに消毒するという方法でよいかと思います。
ただ、前提として「雑菌は外から持ち込まれる」ということを考えると、できる限り以下のようなタイミングでは消毒を徹底することをおすすめします。

ほかの子どもが使ったおもちゃに触れたとき

お友達と遊んだとき

おもちゃを外へ持ち出したとき

本人または兄弟が風邪を引いているとき

感染リスクが生じる場面では、上記に挙げたタイミング以外にも、雑菌が外から持ち込まれることを念頭に置いて消毒するタイミングを考えるようにしましょう。こうした軸をもとに、おもちゃの消毒を行う習慣をつけておくと安心です。

 

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おもちゃの基本的な消毒方法

おもちゃの消毒の方法はいくつかあります。おもちゃの素材によって適切な消毒方法は異なるため、きちんと消毒を行うためにも把握しておくと安心です。
ここからは、おもちゃの基本的な消毒方法について解説していきます。

 

水洗い・洗濯

水洗いは基本となる方法です。特にプラスチック製のおもちゃで洗える物は、丸ごと水洗いでき簡単。
また、布製のおもちゃやぬいぐるみなどは特に、赤ちゃんのよだれや手汗、ホコリやにおいが付着しやすいため、こうした素材によっては石鹸や洗濯用洗剤も使用可能です。ただ、「洗剤の洗い残しがないように注意する」とともに、生乾きでは菌が繁殖する原因になるため、「完全に乾くまでは赤ちゃんが使わないように管理」しておきましょう。
また、洗剤に関しては基本的に、普段ご家庭で使っているものでよいですが、新生児のおもちゃの場合は、赤ちゃん用洗剤の利用が安心でおすすめです。

 

天日干し

「天日干し」は、古くから行われている家庭の消毒方法です。除菌したり、洗濯したりしたあとは、天日干しすることがおすすめです。お天気の悪い日や日陰であっても「完全に乾かす」ことがポイントです。
また、洗濯が難しい布製のおもちゃや、熱湯・煮沸のほかどの消毒方法も難しいおもちゃの場合は、日光をしっかり当てて天日干し、殺菌するように心がけましょう。なお、木製のおもちゃはひび割れしてしまう可能性があるため、洗った後や除菌し濡れた場合は「陰干し」がよいでしょう。

 

除菌シートを使う

除菌シートで拭くのは、一番手軽な除菌方法です。使用する物によっては、肌荒れを起こす可能性があるため、小さい子どもが使うおもちゃの除菌の場合には、基本的に「ノンアルコール」のものを選びましょう。まだ乾かないうちにおもちゃを口に入れてしまう可能性もあるため、その点からもノンアルコールタイプがよりおすすめです。
また、形状的にウェットティッシュタイプであれば、お出かけの際の持ち運びも気軽にできるので、赤ちゃんや子どもの手、口、おもちゃ、また公共の場の遊具等もサッと拭けて安心。非常に重宝します。ただ、除菌シートで拭いたからと言って完全に消毒できるわけではないため、お友達と使ったおもちゃなどはご自宅に帰ってから念入りに洗い、感染症対策を行いましょう。また、除菌シートはプラスチック製や木製のおもちゃの除菌に向いています。

 

除菌スプレーを使う

除菌スプレーもおもちゃの手軽な消毒方法のひとつです。スプレータイプはさっと簡単に消毒できるので、時間のないときにも負担になりにくいでしょう。なお、除菌シートと同様、ノンアルコールかつアルカリ電解水のものがおすすめです。アルカリ電解水の成分は水と塩なので安全性が高いのが特徴ですが、子どもの肌に直接付着しないよう気をつけましょう。
また、スプレー後しばらくは赤ちゃんの手の届かないところで乾かすようにしましょう。なお、スプレーを吹きかけたあと、拭き取りが必要ないものもあれば、拭き取りが必要なもの、水でゆすぐことが必要なものなど様々なので、購入時または使用前には必ずチェックしてください。

 

酸素系漂白剤を使う

汚れが落ちにくいお風呂場のおもちゃやぬいぐるみ、また臭いが残りやすいおもちゃには、酸素系漂白剤を使う場合もあります。酸素系漂白剤なら汚れ落としと除菌を一度にできるうえ、色柄物にも使えてニオイも気にならないので活用の場が多いです。ただ、海外製のものは避け、赤ちゃん用の酸素系漂白剤もしくは天然素材を使った日本製のものを使いましょう。
おもちゃはおよそ2~3時間漬けて、十分に水洗いして乾かします。直接触れるのは危険ですが、しっかりとすすげば服やおもちゃが赤ちゃんの肌に触れても心配ありません。また、小さい子どもがよくかかるウイルスには「塩素系漂白剤」を使って対策しましょう。

 

煮沸消毒する

少し手間はかかりますが、「煮沸消毒」も昔から有効とされる方法です。特に「歯固め」などの口に入れるものやプラスチック製のおもちゃ全般、またおもちゃに限らず、哺乳瓶や布製のものの消毒にも最適です。
方法としては、沸騰したお湯の中に約15~20分入れて煮沸します。もし、どうしても煮沸できないときには、熱湯に15~20分程度漬けるだけでも消毒できます。それにより、ほとんどの雑菌や食中毒菌を死滅させることができると言われているため、除菌スプレーや水洗いだけでは不安なときなどにも煮沸消毒をプラスで行うとより安心です。
煮沸後はしっかり乾かすかタオル等で水気を拭き取り、熱が冷めたことを確認して赤ちゃんに戻してあげましょう。煮沸消毒はお鍋と水さえあればよいので、手間はかかりますがコスト的にも効果的にもおすすめです。

 

クエン酸で漬け置き

歯固めなどの口に入れるおもちゃは、哺乳瓶と一緒に漬け置き消毒が可能です。なお、その際は丸洗いが可能かどうか確認してから行いましょう。また、クエン酸は柑橘類や梅干しなどに含まれる酸っぱい成分で、除菌・殺菌効果や菌の繁殖を抑える効果があると言われています。
水1リットルに対して小さじ1杯のクエン酸を入れて約30分漬け置きします。その後は、クエン酸水の中で軽く手洗いし、最後は水で念入りにすすぎましょう。そして、綺麗な布やタオルでおもちゃの水気をしっかり拭き取ってください。
なお、クエン酸は丸洗いOKのおもちゃをはじめ、熱湯での消毒が難しい木製のおもちゃにも使用することができます。クエン酸を用意する必要はありますが、漬けている間は時間を有意義に使えますし、確かな効果が見込めるのでおすすめです。

 

素材別のおもちゃの消毒テクニックを紹介

ここでは、おもちゃの素材別に適した消毒テクニックをご紹介します。「アルコール除菌ができるおもちゃ」・「布製・ぬいぐるみのおもちゃ」・「木製のおもちゃ」・「プラスチック製のおもちゃ」・「お風呂で遊ぶおもちゃ」の5つに分けて詳しく見ていきます。
ぜひ参考にしてみてください。

 

アルコール除菌ができるおもちゃ

アルコール除菌ができるおもちゃは、除菌用アルコールによる塗装の変色や色落ちが起こりにくい特別な塗料が使用されています。ただ、完全に変色や色落ちを防止できるわけではありませんので、お手入れの際は、目立たない箇所で変色や色落ちがないことを確認してから始めましょう。
除菌用アルコールを含ませた布で優しい力加減で拭くことを心掛けましょう。力が強かったり擦ったりしてしまうと色落ちのリスクも高まるため注意が必要です。また、70%を超えるアルコール分を含むものの使用やおもちゃへの直接噴霧、漬け置きはNGです。

 

布製・ぬいぐるみのおもちゃ

布製のおもちゃやぬいぐるみは、基本的に洗濯機などで丸洗いすることができます。ただ、洗濯NGの表記があるものや説明書にお手入れ方法が記載されていないものなどは、洗わないよう注意しましょう。
また、おもちゃの付属品が流されるのを防ぐため、また傷みを防ぎ長持ちさせられるよう、洗濯機を使用する場合は洗濯ネットに入れてから洗います。型崩れが気になる布絵本などは、手洗いがおすすめです。
なお、洗剤は普段のもので問題ないですが、新生児の場合は赤ちゃん用の洗剤を利用するとより安心です。洗濯後は菌の繁殖を防ぐため、丁寧に乾燥させましょう。

 

木製のおもちゃ

木製のおもちゃは水に弱いため原則、水や洗剤で丸洗いすることができません。そのため、お湯や消毒スプレーを含ませたタオルやノンアルコール除菌シートなどで優しく拭きましょう。
なお、水分が残ったまま放置してしまうと、雑菌やカビの繁殖の原因となったり、歪んだり、表面に水ジミができたりします。そのため、木製のおもちゃでは「陰干し」することが重要です。また、日光に直接当てるとひび割れの原因にもなりかねないので、乾燥させる際は風当たりの良い場所で必ず陰干しを行いましょう。

 

プラスチック製のおもちゃ

プラスチック製のおもちゃについては、ノンアルコールの除菌シートやアルカリ電解水の除菌スプレーを使うのが基本です。プラスチックはその特性上、丈夫で水に強いので、ご自宅でも簡単に洗うことができます。ブロックやガラガラなど口に含む可能性があるおもちゃは、食器用洗剤を使うのもひとつの方法です。
ただ、プラスチック製のおもちゃは、年月や環境によって黄ばむことがあります。年月による黄ばみは落ちにくいものの、原因と考えられる「タバコのニコチンの付着」はメラミンスポンジで、また「プラスチックに含まれる添加物が化学反応を起こしたもの」であれば、漂白剤を使うと汚れが落ちやすいです。

 

お風呂で遊ぶおもちゃ

お風呂で遊ぶおもちゃは、こまめな除菌・消毒がおすすめです。お風呂で遊べるという点からプラスチック製の商品が多く、放置すると皮脂汚れや水垢汚れ、黒カビの繁殖を招くことになるからです。そのため、お風呂で遊ぶおもちゃは、重曹や酸素系漂白剤を活用して定期的に洗いましょう。
特に、重曹と歯ブラシを使えば簡単!おもちゃを水で濡らした後にまんべんなく重曹を振りかけ歯ブラシで磨きます。磨く際に力を入れ過ぎるとプリントなどが剥がれる恐れもあるため、力加減も意識しましょう。最後にはしっかりとすすぎ、乾いたタオルで水気をしっかり拭き取ってください。

 

おもちゃを消毒して安全に遊べるように

神経質になる必要はありませんが、子どもが安心して遊べるように、おもちゃを正しく消毒し衛生的に保つのもママ・パパの大事な役割です。おもちゃの消毒方法は複数あり、素材ごとに適切な方法があるためしっかり確認し、安全で清潔な遊びの場・おもちゃを与えてあげましょう。
なお、当社はおもちゃのサブスク「And TOYBOX」を運営しています。子どもの個性や発達に合った最適なおもちゃをお届けしていますが、お届けするおもちゃはもちろん、専門家監修のもと消毒に細心の注意を払った安心のものばかりです。
もし、おもちゃのサブスクをご検討の際は、当社の「And TOYBOX」もぜひご検討ください。サービスのご利用にあたり疑問点やご不明な点がありましたら、ホームページ上の「LINEでお問い合わせ」よりお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

And TOYBOX おもちゃコラム 編集部 岩瀬裕紀

おもちゃレンタルサービスAnd TOYBOXを運営する株式会社みのり代表取締役。2017年に当サービスを立ち上げる。そのほかに雑貨やインテリアのオンラインショップAnd MONOと保険調剤薬局を運営する。

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