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知育は効果あり!効果の内容と知育するための基礎知識総まとめ
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子育て情報 POSTED / 2022.05.17

知育は効果あり!効果の内容と知育するための基礎知識総まとめ

子どもを持つ周りのご家庭が「知育」を取り入れていると聞くと気になりますが、中には“効果がない”という話もあり、「結局のところ、知育は子どもに何か効果があるのか?」と疑問に思われている親御様も多いでしょう。
結論から申し上げると、「知育」には効果があります!この記事では、知育に「どんな効果があるのか」、知育には「どんな方法があるのか」、知育によって「何を伸ばせるのか」、取り入れる際の「注意点や続けるためのポイント」についてまとめています。

 

▼この記事で分かること

 

●「知育」とは、知識を身につけて知能を高めること
●子ども自身がものごとを自分で考えられるようになるための力を育てることを目的
●知育を目的とする活動は「考える力・子どもの能力を養う」という明確な目的を持っていることが遊びとの違い
●知育をした方がいい理由は3つ!社会実験でも知育効果は証明されている!
●知育は主に5つの方法で取り入れられる(➀知育玩具②知育アプリ・知育パッド③知育教材④知育教室⑤日常生活)
●幼児期は成長のスピードも様々。年齢よりも自分の子どもの成長に合わせて知育を行うことが何より重要
●知育の基本姿勢は、【押し付けない・子どものこころや身体の状態に合わせる】こと。注意点も詳しく解説

 


知育の基礎知識を総まとめした内容ですので、「知育」に興味のある方、取り入れるべきか悩んでいらっしゃる方はぜひご覧ください。

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知育とは

「知育」とは、「知識を身につけて知能を高めること」を言います。子ども自身がものごとを自分で考えられるようになるための力を育てることを目的としており、知育を取り入れることで、思考力や記憶力・判断力・発想力・想像力といった能力をバランスよく育むことができるとされています。
そもそも知育は、「三育(知育・徳育・体育)」という教育の基本となる考え方のひとつで、子どもの可能性を広げるために役立つ教育です。「徳育」は道徳心を養う教育のことを指し、人の気持ちを考えられる・道徳的な行いができるような人間に育てます。また「体育」は、身体と運動能力を育てるための教育です。
この三育は、イギリスの学者であるハーバート・スペンサーが「教育論」の中で提唱した幼児教育の考え方がベースとなっており、三育の中でも「知育」を幼児教育に取り入れることに、現在大きな注目が集まっています。
親御様が、子どもの可能性を最大限引き出してあげたいと思うのは当然のこと。そうした想いに比例するように、最近では知育を目的とした「知育玩具」なども多く販売されるようになっています。




知育と遊びの違い

知育と言っても、机に向かって詰め込み型の学習をするわけではないため、大人から見ると「知育」と「遊び」が同じように見えることは少なくありません。「遊び」も幼児にとってとても大切なことで、心身を発達させるためにも必要不可欠です。遊びを通して、好奇心や主体性などを育むこともできるため、大きな視点では、遊びの延長線上に知育があると言えるでしょう。
ただ、「知育」と線引きをするのならば、知育を目的とする活動は「考える力・子どもの能力を養う」という明確な目的を持っていることが遊びとの違いと言えます。明確な目的を持たず行う「遊び」の一方で、「知育」は子どもの「やってみたい」という意欲を大切にし、課題に対して試行錯誤を重ね、最終的に成功体験・達成感を得ることを重視しています。




知育と教育との違い

「幼児教育」は、0~6歳までの幼児が生活するすべての場、例えば幼稚園や保育園だけでなく、ご家庭や地域などで学ぶすべてのことを指します。子どもが持っている可能性を引き出し、学習の基礎を作ったり、社会性など生きる力を身に付けたりすることを目的としています。
一方「早期教育」は、小学校入学前の幼児期に勉強やスポーツといった特定の分野の能力を高めることを目的としています。「幼児教育」が思考力や社会性といった生きる力の土台を養う一方、「早期教育」は知識や技術を習得することを目的としており、それぞれ「目的」が異なるということです。
また、この2点と「知育」の異なる点は、年齢を問わないという点。また、幼児教育や早期教育では知的なこと以外にも運動や芸術、道徳といった分野についての教育も含まれますが、知育は“知的能力のみに限定”されます。明確な違いがあるわけではなく、幼児教育・早期教育の一環として知育が用いられることももちろんあります。


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知育は必要ない?本当に効果はある?

結論から申し上げると、「知育」は子どもにとって大きな効果があります。と言葉で言うのは簡単ですが、実際に「ペリー就学前プロジェクト」という社会実験でもその成果は証明されています。
※「ペリー就学前プロジェクト」とは、経済的に恵まれない3~4歳のアフリカ系アメリカ人の子どもたちを対象に、就学前の2年間、午前中は学校で教育を施し、午後は先生が家庭訪問をして指導にあたるという教育を行った実験です。この就学前教育の終了後も約40年間にわたって追跡調査が行われ、実験の有無による比較が注目されています。


短期的な効果

就学前教育を受けた子どもたちの間で顕著だったのは、「学習意欲」の伸び。社会的に成功するにはIQなどの「認知能力」と、学習意欲や労働意欲、努力や忍耐などの「非認知能力」の両方が必要になりますが、ペリー就学前プロジェクトでは「非認知能力」を高めることが実証されました。
一方、子どものIQを高める効果は小さかったものの、生後4か月からの介入を行った別の実験ではIQが高まったという結果もあります。幼児期に積極的に教育することは学力(認知的能力)の土台となることはさることながら、それ以上に幸せに生きるための意欲や人との関わり方など非認知能力を育むことが分かっています。


長期的な効果

実験を受けた子と受けていない子を40歳になった時点で比較したところ、高校卒業率や持ち家率、平均所得が高く、雇用や経済状況が安定し、生涯に渡って向上が見られます。また、生活保護受給率、逮捕者率が低いという結果も出ています。
短期的な学業上での成功だけでなく、社会経済的な成功や社会的責任(犯罪や問題行動、婚姻など)を果たしているという、人生における長期的な成果が出ていることからも、幼児期の教育・知育が確かな効果をもたらしていると言えるでしょう。




知育をした方がいい理由

上述した実験結果からも、幼児期の教育が子どもに大きく影響することが分かったかと思います。それだけ、子どもが小さい頃に「知育」を取り入れるメリットが存在するため、知育を行った方がいいと自信を持ってお伝えできます。以下では、知育を取り入れるべき理由(メリット)をご説明していきます。
➀将来の生活水準が向上する可能性が高まる
②吸収力が優れた時期なので効果を得やすい
③IQが高まる時期で効果が見込める
1つの項目ごとに詳しく見ていきましょう。


理由➀将来の生活水準が向上する可能性が高まる

上記でもお話ししてきた通り、「ペリー就学前プロジェクト」では、幸せに生きるための意欲や人との関わり方といった「非認知能力」を育むことや、実験グループの方が学歴が高かった、収入が多かった、持ち家率が高かった、生活保護受給率や逮捕者率が低かったといった結果が出ています。 このように、所得や労働生産性の向上、生活保護費の低減など、就学前教育を行ったことによる生活水準は有意な差となって表れています。このような結果からも、子どもの頃に知的な介入を行う(知育)ことで、将来的に生活水準が向上する可能性が高まることに期待できます。


理由②吸収力が優れた時期なので効果を得やすい

幼児期に良質な刺激を受けることで脳の発達を促すことが分かっています。子どもの成長スピードには驚かされるものですが、幼児期は特に吸収力に優れており、学習能力が高い時期でもあります。
さまざまな刺激から多くのことを学び、生きる方法を模索していく時期なので、知能・知力の発達を促す「きっかけ」にたくさん触れることで、知育の効果は飛躍的に向上し、知的能力も身に付きやすいことが考えられます。こうして幼児期の知育によって、思考力、判断力、表現力が豊かにできれば、今後生きていく上でもさまざまな能力を身に付けながら、あらゆる場面で役立てることができるでしょう。


理由③IQが高まる時期で効果が見込める

「IQ」とは知能指数のことを指し、学力とは異なり、考える力や記憶力などを計測する指数のことです。このIQは脳への適切な刺激が、年齢が低ければ低い時期ほど大きく伸びると実証されており、まさに幼児期はIQが急速に高まる時期で、そのタイミングの知育には大きな効果が見込めます。実際に、生後4か月の子どもを対象とした実験では、幼児教育によりIQが向上したという結果もあります。
ただし、多くは成長するにつれて差がなくなるのも事実。もちろんIQだけで人生が決まるわけではありませんが、バランスのよい柔軟な脳を育ててあげることは、子どもにとって後々の大きな財産となるはずです。子どもの能力を最大に引き上げられる唯一のチャンスは、幼児期だけと言っても過言ではありません。



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知育の方法

「知育」には、具体的にどのような方法があるかという点についてまとめていきます。
➀知育玩具
②知育アプリ・知育パッド
③知育教材
④知育教室
⑤日常生活
上記の項目について、1つずつ詳しく見ていきます。


方法➀知育玩具

知育玩具と呼ばれるものにはさまざまな種類がありますが、具体的には次のような知育玩具が挙げられます。
【積み木、パズル、ひも通し、ルーピングなど】
自由にブロックを積んで想像力を育む積み木や、数字や文字で遊べるパズル、また、空間認識力を高めるひも通しや、カチカチ鳴る音の刺激で目だけでなく耳でも楽しむことができるルーピングなど、中には昔から親しまれている玩具もあります。
どの知育玩具にも共通するのが、「頭を使って自ら考える」・「手先を使う」ということ。優れた知育玩具は五感に刺激を与えるだけでなく、表現力や思考力を育むのにも役立ちますし、手を動かすことが脳の発達にもつながります。知育玩具は何らかの形で知能・知力を刺激する仕組みが取り入れられているので、遊びを通して自然と考える力や行動力が身についていきます。
なお、知育玩具は「子どもの成長・発達に合わせて選ぶことが大事」なので、一概に何歳からという決まりはないものの、低年齢時には数の少ない積み木やパズル(型はめなど)、ひも通しやルーピングは手先が発達・器用になる2~3歳以降がおすすめです。


方法②知育アプリ・知育パッド

近年のスマホ普及により、親御様のスマホやタブレットにアプリをインストールするだけで利用できる「知育アプリ」や、子ども向けの「知育パッド」・「知育タブレット」も豊富に展開されています。
知育アプリは端末さえ用意すれば、操作に合わせて動画や音声を使って知育ができるので子どもも興味を持ちやすく、中には無料のアプリもあるので子どもの興味に合わせて手軽に楽しめる・コストがかからないという点も人気のひとつです。
また、知育パッド(タブレット)は、子どもの年齢や発達段階に応じたゲームや遊び、学習要素が搭載されています。タッチするといった簡単操作で使えるのも魅力と言えます。
いずれも、子どもに興味を持ってほしいことや伸ばしたい力を考えて選ぶとよいでしょう。例えば、言葉を覚えてほしいなら言葉遊びのアプリ、英語に触れさせたいなら英語が学べるアプリなど。
機械を用いるため2~3歳頃からの利用がおすすめですが、選ぶジャンルによって養われる能力も異なりますし、商品ごとに対象年齢も幅広く設定されているため、取り入れる際は事前に子どもに最適かどうかを確認しておきましょう。


方法③知育教材

知育教材にはさまざまな種類がありますが、よく取り入れられているのがカードやプリント、絵本、ぬりえ、かるたなどです。机に向かって行う学習教材とは異なり、子どもの思考力を刺激したり、想像力を膨らませたり、表現力を刺激したりと、子どもが楽しめるような工夫が施されているのも特徴で、自ら取り組むことで意欲や集中力も養えるでしょう。
また、文字を学べる絵本や数の感覚を養うカルタ、手指を使う塗り絵、自由な発想ができるものなど、教材ごとにそれぞれ目的があるため、育てたい能力・子どもに学ばせたいことを考え、最適な教材を選ぶとよいでしょう。
あくまで目安ではありますが、言葉や数字を学ぶものなら2~3歳以降、絵本や塗り絵は子どもが興味を持てば低年齢から触れさせてあげるといいかと思います。また、カルタやカードなどゲーム性のあるものは4歳以降に取り入れるのが最適。最近では通信教育や無料ダウンロードできるカルタや塗り絵などもあり手軽に取り入れられるものもあります。
子どもの成長は個人差があるため、子どもの発達段階や興味を第一に考え、最適なものを選んであげましょう。


方法④知育教室

「知育教室」は、小学校就学前の幼児を対象としてさまざまな教育を行う教室です。知能発達を促すものや、受験対策を想定したもの、芸術系や理学系、英語や中国語など外国語でのコミュニケーションを学べるもの、水泳や体操など楽しく身体を動かすことで運動能力を高めるものなどがあり、知育の目的やプログラムは教室によって異なります。最近では手軽に始められる通信教育やオンラインで学べる教室も増えてきています。
「塾」のように学習をするというよりも、他の子どもとの「関わり」や「遊び」、「コミュニケーション」を通じて、自分自身を表現すること、自分の力で考えること、問題を解決することといった能力を育むことに期待できます。
なお、上述したように教室ごとに知育目的もあれば小学校受験のためなど、達成したい目的が異なるため、目的がはっきりしていないと本来の目的とずれてしまう可能性も十分にあり、伸ばしたい能力にストップがかかることもあります。そのため、「知育教室」を検討する際は、目的を明確にすることが大切です。また、0歳から脳が発達する3歳頃までに始めるのがおすすめです。


方法⑤日常生活

これまでご紹介してきた方法も効果的ですが、ご家庭での日常生活の中にも知育や学びにつながり、子どもの能力を育てる方法はあります。
例えば、折り紙やストロー通し、お箸の練習など指先を使うものは、脳の活性化につながりますし、創造力、思考力なども養われます。また、読み聞かせや逆さ言葉あそびなどのことばあそびは記憶力や思考力アップ、そして親子でのコミュニケーションにもつながるでしょう。そのほか、年齢が上がると親子で料理をすることもいい方法です。作ることの楽しさや食べる楽しみを感じながら、具体的な技術を身に付けていくことができます。
中には子どもに読みやすいよう文字盤に工夫がされた「知育時計」などもあり、時計の読み方、時間意識を小学校入学前に学ぶことができます。ご家庭での意識次第で日常生活での学びも増えるため、親子のコミュニケーションも兼ねて、知育を意識した遊び・活動を意識してみましょう。




年齢別・知育で伸ばしたいポイント

ここからは、年齢別に「どんな能力を伸ばしたらよいか」についてまとめて説明していきます。ただし、年齢はあくまで目安です。目安と比べて、自分の子どもの発達が遅いように感じると気になる気持ちはよく分かりますが、気にしすぎないことが大切です。
特に幼児期は成長のスピードも様々なので、年齢よりも自分の子どもの成長に合わせて知育を行うことが何より重要です。


0~1歳で伸ばしたいポイント

0〜1歳は、「聴覚」や「視覚」が非常に敏感なので、その二つを育てることが大切です。まだ生まれてきて間もない頃は、モノをじっと見つめたり、さまざま音を聞いたりしながら、さまざまな情報を吸収していきます。
やさしい音が鳴る知育玩具を用いるのももちろん効果的ですが、例えばミルクをあげるとき、おむつを替えるとき、寝る前などママやパパが積極的に話しかけることで、子どもの聴覚を刺激できます。また、視覚を刺激するにはおもちゃをゆっくり動かしてみたり、絵本の読み聞かせをしたりするのもおすすめです。読み聞かせならば、視覚と聴覚を一緒に刺激することが可能。擬音語、擬態語の多い絵本の読み聞かせが知育に最適と言われています。
また、触ろうと手を動かしたりすることで、身体機能の発達を促す効果が期待できますし、モノへの興味も高まるので、能動的に遊べる知育玩具などで、自立心や集中力を養うとよいでしょう。


2~3歳で伸ばしたいポイント

2~3歳頃には触覚が敏感になるため、触覚に刺激を与える知育がおすすめ。中でも知育のために作られた積み木やパズルなど手先を細かく動かす玩具だと、手先・指先から刺激を得て、脳を活性化できる機会を増やすことができます。
中でもパズルは、手先の器用さを養うだけでなく、絵やイラストによる観察力や空間認識力を育むことができます。加えて、パズルが完成した後の達成感を得ることができ、こうした成功体験の積み重ねが自己肯定感を高めてくれます。特に「空間認識力」は、車の運転やスポーツ、地図を読むなど大人の日常生活に欠かせない能力なので、小さい頃から鍛えておくと必ず役立ちます。
そのほか、3歳頃になると色に対する理解も深まるためカラフルな玩具で色彩感覚を育んだり、おしゃべりが格段にうまくなるので、ひらがなや数字、英語などの言葉遊びや玩具を用いることで新しい言葉を覚えたりと、子どもにとっての大きなチャンスの時期です。


4~5歳で伸ばしたいポイント

4~5歳では「考える力」を伸ばすことが重要です。4歳頃には「ひらがなや数字」の習得が期待できますし、しりとりや文字・数字が描かれた積み木等の玩具であれば記憶力、集中力を鍛えるのに役立ちます。また、手先や腕の力もより高まるため、パズルなどの繊細な作業で、論理的思考や問題解決力などを養うことができるでしょう。
5歳になると論理的思考力が発達し始めるので、ボードゲームやパズルなど、先読みする力を養える玩具がベスト。こうしたおもちゃは子どもの思考力、集中力、創造力を、なぞなぞやごっこ遊びでは、楽しみながら思考力、想像力、コミュニケーション能力を鍛えることができます。
知育の大きな目的とも言える「自分で考える力」を養うことは、自分の頭で問題の対処法や解決法を身につけ、自立した大人となるためにも欠かすことができない大切な要素。子どもの頃から考える力を身につけておくと、社会に出てからも、壁にぶつかったとき、その問題にしっかりと向き合い、対処や解決を考えられる大人になることができるでしょう。




知育するときの注意点

ここからは、知育を行う際の「注意点」についてまとめます。知育の基本姿勢は、【押し付けない・子どものこころや身体の状態に合わせる】ということです。
知育玩具として開発されたおもちゃは子どもの能力を育む優れたアイテムですが、子どもの成長に適したおもちゃを与えないことには、うまく成功体験を積むことができず、「自分の力で考える」ことへの苦手意識を持つ可能性もあります。そのため、知育を取り入れる際には以下の5つのポイントに注意しながら、子どもの可能性を広げていきましょう。より詳しくみていきましょう。


注意点➀子どもの自発的な興味を大切にする

知育を行うときは、子どもの「興味」を優先してあげましょう。子どもの興味を大切にすることで、知育の根本とも言える主体性や自発性を引き出せます。また、子どもは興味のあるものに対して「やってみたい」と感じたときこそ驚くほどの集中力を発揮し、自分の能力を十分に伸ばすことができます。その点、無理やりやらせても効果的ではないことは明らかです。
子どもが自分からやりたいと思うものをやらせてあげる、また、子どもがやりたいと思ったときにすぐに遊べるよう、手の届くところに玩具を準備しておいたり、玩具選びの際にも子どもが興味を持ちそうなものをいくつか用意し、最終的に子どもに選ばせたりと、子どもの興味や自分から取り組む自主性を大切にしてあげましょう。


注意点②兄弟・同年代のほかの子と比べない

大前提として、子どもの成長や発達には大きな個人差があります。自分の子どもの成長に関して不安になると、意識しなくてもついついほかの子どもと比べてしまうもの。親御様のお気持ちもよく分かりますが、絶対に兄弟や友達など「ほかの子と比べない」、“〇〇ちゃんはもうできるんだって”などと安易に「子どもに言わない」ことを約束してください。
発達や子どもの興味には個人差があるので、進み具合や得意、不得意に違いがあっても当然です。何より知育では、子どもの自主性や興味を重視しており、子どもは遊びを通してさまざまな気付きや学びを得ながら、その子らしく成長していきます。反対に、小さい頃に比較される経験があると、自信や自己肯定感が失われることも…。たとえ思うように知育ができなかったとしても、できるだけ子どものペースで楽しみながら取り組めるよう見守りましょう。


注意点③見守るのを基本に、親もいっしょにやる

子どもが知育玩具などで遊んでいると、「このやり方は違う」「こうやればいい」と子どもを否定したり、正しいやり方を教えたくなったりすることがあります。しかし、子どもは何度も失敗を繰り返し、その度に自分で考え、その結果成功することこそが学びとなり、知育の基本でもあるからです。
そのため、正解を教えることは控え、基本的に「自分で見つけていく・できるようになっていくのを見守る」というスタンスで接してあげましょう。ただ、パパママが楽しんでいる姿を見ると自然に子どもも興味をもつものです。ときに適切なフォローや子どもの気持ちに共感したり、子どもと一緒にコミュニケーションをとったりしながら知育を行うこともとても大切です。


注意点④子どもの成長に合わせた内容を選ぶ

子どもの発達・発育や性格には個人差があるので、知育は焦らないこと!特に幼児期には年齢・月齢によっても大きく異なるため、子どもの年齢・月齢や発達段階に応じたもの・難しすぎず楽しく遊べる方法や知育玩具を選んであげましょう。
子どもの可能性に期待しすぎて、英才教育にと背伸びした内容をやらせたり、まだできないことを飛ばして急にレベルアップしたりしないよう心掛けましょう。せっかく取り入れた知育アイテムも、子どもの年齢や成長に合っていなければ効果を得ることは難しいと言えます。知育は何より子どもが楽しく取り組めることが重要です。大人にとって理解できない小さなことでも、成功体験を積むことで、達成感や自信を得ることができ、それが次の意欲や能力向上へとつながります。
これまで何度かお伝えしてきましたが、「子どもの成長には個人差がある」ということを念頭に置いて知育を行っていきましょう。


注意点⑤できたことをほめる・がんばったことに共感する

子どもはなかなかうまくできないときに諦めてしまったり、興味を失ったりすることがあります。このようなときは、子どもの話をじっくりと聞いてあげましょう。また、特に幼児期は「できた」という気持ちが「もっとやりたい」という意欲につながることも多くあります。
そのため、課題をクリアできたときは、できたことをしっかりと褒めてあげることも重要です。また、うまくできなくても頑張った過程を一緒に共感してあげましょう。そうすることで子どもの自主性ややる気を育てます。
“できないことを教える、間違っていることを正す”のではなく、「できたことをほめる」ということに焦点を当て接してあげると子どもも嬉しくなるはずです。




知育に疲れた…無理なく続けるために

知育を、長く楽しく続けるための「心構え」についてまとめていきます。
子どもにどう仕向けるかというよりも、「親の気持ちをどう持つか」・「モチベーションをどう保つか」という点が大切になってきそうです。


続けるために➀興味を持たせる工夫をする

興味を持つように誘導してあげることが大人の役目。例えば、字を書く練習やお絵描きなどもママやパパが楽しそうに取り組んでいれば、子どもは自然と興味を持ち始めます。子どもは親御様の行動をよく観察しており、ママパパがすることに興味や好奇心を抱くものだからです。
また、飽きてしまいそうなときや諦めそうなときは、ゲーム性を取り入れるなど工夫をしてみて、「勉強」というような固い印象を減らすこともよいでしょう。そのほか、カラフルな色のペンやシールを使うなどして、子どもの興味・モチベーションを高めてあげることも重要です。


続けるために②無理しすぎない

自分自身にも経験がある!という方も多いと思いますが、小学生や中高生の時期、勉強の時間を決めたり、1日のノルマを決めたりした場合、絶対に守ろう!と気負ってしまうと心がしんどくなりやすいものです。
もちろん、目標を決めてやることも大切ですが、「やるからにはしっかりやらなきゃ!」と真面目にやろうとしすぎると、かえってマイナスになる場合もあります。ある程度おおらかに、できない日があっても気にしない!というくらいの気持ちの持ちようで取り組んでみましょう。続けるためには「無理しすぎない」ことは、意外と誤解しがちな大きなポイントです。


続けるために③形だけでも毎日やる

②の「無理しすぎない」と逆のことに感じるかもしれませんが、「とりあえず少しでいいからやってしまう=形だけでも毎日やる」というのも1つの方法です。“1日くらいやらなくてもいいかな”という気持ちが2日、3日続くと、最終的には全くやらなくなる可能性もゼロではありません。
一方、一旦知育に取り組み始めれば、気付いたら集中して夢中でやっていたというケースも少なくありません。そのため、習慣化できるまでは形だけでも・短い時間でもやってみるとよいでしょう。ただし、楽しく続ける環境づくりや内容選びが大前提です!楽しさを感じられない場合は、本当の意味で形だけやり続けることになりますから、遊びの延長線で楽しく知育を続けられるといいですね。


続けるために④収納など環境づくりに気を付ける

家庭で知育を続けるには、収納が一番大事といっても過言ではないほど、重要な要素です。知育玩具や教材の場所が決まっていると、子どもがやりたい!と感じた時にすぐに自分から手に取りやすいので、自主性を無駄にすることなく、より子どもの能力向上が期待できます。
また、近年注目されている「モンテッソーリ教育」でも、教具棚を重要視しており、教具(知育に必要な物)を自分で選ぶ、自分で作業場所に運ぶ、活動後に元の場所に戻す、というサイクルが自然とできるようになります。
また、収納がありきちんと整理され、部屋や遊ぶ場所が片付いていると、他のことに気をとられる心配もなく、子どもも知育に集中しやすくなります。そのほか、テレビを消す、兄弟がいれば邪魔をさせないなど、“環境を整える”ことも知育を効果的に続けるためにとても大切です。


続けるために⑤記録する

知育に限ったことではないですが、「記録する」と蓄積が可視化されてモチベーションにつながることが多くあります。例えば貯金やダイエットもそう。これまでの記録があるからこそ、達成感やまだ頑張ろうという気持ちになれることはきっと多いはずです。
それは知育も同じ!貯金やダイエットのように数字ではっきりとした成果が見られるわけではありませんが、記録しておけば続けるモチベーション以外にも、子どもが大きくなった時に思い出話ができたり、将来の楽しみにもなったりします。
最近では、知育のために作られた「知育手帳」やアプリなどもあるようです。続けるためにも、ご自身にあったものを選んでみてください。




焦らず、ポイントを押さえて知育を続けよう

幼児期に「知育」を取り入れることで育まれる能力は、学校教育や社会生活の基礎になる能力です。今後の人生で必要な能力を伸ばせる大きなチャンスである幼児期に、子どもの成長や個性に合わせたものを取り入れ、焦らず楽しく知育に取り組みましょう。
なお、知育が重要視されている現代、子どもの成長や個性に合った知育玩具が届くサブスクも人気が高まっています。サブスクをご検討の際は、当社の「And TOYBOX」もぜひご検討ください。サービスのご利用にあたり疑問点やご不明な点がありましたら、ホームページ上の「LINEでお問い合わせ」よりお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

And TOYBOX おもちゃコラム 編集部 岩瀬裕紀

おもちゃレンタルサービスAnd TOYBOXを運営する株式会社みのり代表取締役。2017年に当サービスを立ち上げる。そのほかに雑貨やインテリアのオンラインショップAnd MONOと保険調剤薬局を運営する。

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