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子育て情報 POSTED / 2018.11.14
2020年教育改革(1)
機械化、IT化、AI化が進む現代では、存在する職業や業務は日々変わっていきます。昔、電話交換業はビジネスにおいてもプライベートでもなくてはならない存在でしたが、電話線や携帯電話のインフラが整備されたことで、必要とされなくなりました。今後10年、20年かけて機械に替わられる職業がでてくることは間違いないことなのです。
このような時代を背景に日本の教育も2020年から大きく変化します。この記事では、教育がどのように改革され何を求められ、そしてどのような勉強にしていくのかを学んでいきたいと思います。
さて、職業に関する興味深いいくつかの研究があるので紹介しましょう。
【あと10~20年で49%の職業がAIや機械に取って代わられる可能性がある】
マイケルAオズホーン准教授(オックスフォード大学)
【2011年に小学校に入学した子どもたちの65%は、現在存在していない職業に就くだろう】
キャシーデビッドソン教授(ニューヨーク市立大学)
【約1/3の企業が外国人留学生を採用。特に1000人以上の企業では1/2となり更に外国人留学生を採用する傾向に】
ディスコキャリアリサーチ
簡単に言うと、今ある仕事のうち半分は機械に奪われ、今ない全く違う仕事が誕生する。ということなのです。新しい仕事って?どんな仕事がなくなるの?未来のことは誰にも分かりません。今後必要とされるのは、今ある仕事に就くためのスキルでしょうか、それともいかなる変化にも対応できるスキルでしょうか。答えはもちろん後者。であれば、社会にでるまでの準備期間、つまり学生生活で学ぶべきことも、昭和・平成でやってきたこととは全く違ってくるのです。これはいわゆる「ゆとり教育」のように単に時間を短くするような中途半端なものではありません。抜本的に革新的な教育改革が行われます。
目次
■2020年の教育改革とは
【変化の激しい時代を生きる子どもたちが、社会の中で活躍できる資質・能力を育成する】
■学校教育が変わる
未来を生きる子どもたちに「どのような力(資質・能力)を身に付けるのか」「何ができるようになるのか」まで踏み込んで求める教育へ
■これまでは…
「学んだことをきちんと理解しているか(知識・技能)」の評価が大きな割合を占めていた。
■これからは…
知識や技能を習得するだけでなく、それをもとに「自分で考え、表現し、判断し、実際の社会で役立てる」ことが求められる。
- 学びに向かう力、人間性など
どのように、社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか
- 思考力・判断力
理解していること、できることをどう使うか
- 知識・技能
何を理解しているか、何ができるか
■知識の定着から知識の活用へ
それでは、これらの資質・能力を身に付けるために、次世代の子どもたちはどのように学ぶのでしょうか。それは「主体的・対話的で深い学びを取り入れた授業」により学ぶとされています。知識一辺倒で暗記に重きを置いていたこれまでの学習から、知識(情報)をどのように扱うか、というところに力点を移したともいえます。
これまでの教員による一方通行の授業から、生徒自身が主体的・能動的に参加する授業・学習へと変わっていくのです。機械を使う人間になるのか、機械に仕事を奪われる人間になるのか、その分かれ目はまさにこの主体的・能動的に物事に取り組める能力にかかっていると言えます。その例としては、「発見学習、問題解決学習、調査学習、グループワーク、グループディスカッション、ディベート、体験学習」があげられ、単純な座学ではないことが伺えます。
更に、前で述べた資質・能力を身に付けるために「何を学ぶ」のでしょうか。具体的なところだと、学校現場においては教科・科目の構成や目標・内容がこれまでと全く違いものに新しく変わるとされています。
教科、科目の新設の例
小学校:3・4年生での「外国語活動」、5・6年生での「英語」教科化
高校:「公共」「歴史総合」「地理総合」「理数探求」などの新設
このように、変化の激しい時代に突入する2020年。子どもたちに求める資質や能力はこれまでとは全く質の異なるものに替わります。それに向けた学習を小学校から大学まで取り入れ、社会で活躍できる人材を育てていくのです。次回の記事では、更に大学入試改革にも迫り、親たちがどのような教育環境を整えていくかについて述べていきたいと思います。
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この記事の監修者
And TOYBOX おもちゃコラム 編集部 岩瀬裕紀
おもちゃレンタルサービスAnd TOYBOXを運営する株式会社みのり代表取締役。2017年に当サービスを立ち上げる。そのほかに雑貨やインテリアのオンラインショップAnd MONOと保険調剤薬局を運営する。
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