健康情報 POSTED / 2018.05.14

最強クラスの感染症「はしか」の脅威

定額制おもちゃレンタルサービスAnd TOYBOX「子どもと妊婦の健康情報」今回はニュースを賑わせている「はしか」について紹介したいと思います。最強クラスの感染症と言われていますが沖縄での大流行がさらに拡大し深刻な状況となっています。４月の時点で発症者は56人。学級閉鎖が行われるなど対策がとられています。GW前のこのような状況を見て旅行等をキャンセルした人は4/18に観光協会の把握しているものだけで160人。GWくを終え最終的には5000人を超えたそうです。

■高い感染力

・感染者の90％以上が発症することが大きな特徴です

・10～12日の潜伏期間を経て発症します。

・空気感染のため同じ空間にいるだけで感染します。１人の麻疹患者から12～14人に感染する高い感染力をもちます。（免疫を持っていないことを前提として）

・感染可能期間は発症の１日前～4～5日程度ため知らない間に感染することが多々あります。

・2015年には、日本において3年以上患者がいないためWHOより日本は排除状態を認定していました。

■症状は？

・38℃の熱が３～４日続き上気道炎や結膜炎が生じ始めます。この初期段階では「はしか」であることがなかなかわかりにくいため、これが感染を広めてしまう一つの原因になっています。

・発疹が首から全身に２日かけて広がる

・消化器症状が起きる場合もあります。

・入院が必要な場合もあります。

■重症化は？

・重症化すると肺炎や脳炎へ進行してしまう場合もあり、死亡例もあり、乳児などでは特に注意が必要です。

■治療方法は？

・特効薬はなく症状を抑える薬を服用し回復を待つのみになります。

・予防接種を受けておくことが大変重要です。

・国のルールが各年代で違っており、1977年～1990年生まれの方は人によって１回接種しか行っていない人もいます。２回受けておくと高い確率で感染を防げるので早めの対応をして下さい。

流行地域に行く際は旅行前に予防接種しておくと高い確率で防げます。

接触後３日以内であれば緊急ワクチン接種で発症を防げる場合もあります。まずは事前の予防策をしっかりと行いもし感染の可能性が生じた場合は緊急ワクチンを検討してください。【記事：岩瀬裕紀】


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