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子育て情報 POSTED / 2025.09.16
赤ちゃんの癇癪(かんしゃく)への対応法:怒りの爆発にどう対処する?
目次
1. 幼児の癇癪はなぜ起きる?その原因を知ろう
「思い通りにならない!」と、泣き叫んだり、物を投げたりする2〜3歳の癇癪(かんしゃく)。
多くの親御さんが経験する子育ての一場面ですが、実はこれ、子どもの心の成長の一環なのです。
癇癪の主な原因は次のようなものです:
- 言葉で気持ちをうまく伝えられない
- 「自分でやりたい」気持ちと現実のギャップ
- 欲求を我慢する力がまだ育っていない
- 眠い・お腹がすいたなどの身体的な不快感
つまり、癇癪は「感情の調整がまだ未熟なサイン」であり、成長途中に誰もが通る道とも言えます。
だからこそ、大人が感情で返すのではなく、冷静に受け止める姿勢が求められます。
次の章では、癇癪の“前兆”を見逃さないためのポイントを紹介します。

2. 癇癪の前兆サインに気づくには
癇癪が爆発する前には、必ず何らかの「サイン」が現れます。
この前兆を早めにキャッチすることで、癇癪を防いだり軽く済ませることができます。
代表的な前兆には、以下のようなものがあります:
- 眉間にしわを寄せる、目がうつろになる
- 突然無口になる、返事をしなくなる
- 落ち着きがなくなる、手遊びが増える
- 些細なことで泣きそうになる
これらのサインが見られたら、すぐに気持ちを切り替えられるような声かけや、安心できる場所へ移動すると効果的です。
癇癪が始まってからよりも、始まる前に対処することがカギです。
次は、実際に癇癪が起きてしまったときの、落ち着いた対応方法を詳しく見ていきましょう。
3. 癇癪が始まったときの落ち着いた対処法
子どもが泣きわめいて手がつけられない…そんな時、つい親も感情的になってしまいがちです。
でも、親が冷静さを保つことが最も効果的な対応になります。
癇癪が始まったときの対処法の基本は、次の3ステップ:
- ① 距離を保ち、安全を確保する
物を投げる・叩くなどの危険がないかを確認 - ② 話しかけすぎない
泣いている最中は言葉が届きにくいので、落ち着くまで待つ - ③ 落ち着いてから共感する
「悲しかったんだね」「悔しかったよね」と気持ちを言葉にする
癇癪中に叱っても、子どもは感情でいっぱいなので伝わりません。
むしろ、感情をそのまま受け止めてくれる親の存在が安心感を与えます。
次は、感情を代弁する「共感」の声かけのテクニックをご紹介します。
4. 子どもの気持ちを代弁する「共感」の技術
癇癪のあとに子どもにかけたいのは、「こうすればよかったのに」ではなく、「わかってもらえた」という気持ちです。
そのために大切なのが、共感の声かけ。
子どもの気持ちを代弁することで、「自分の感情を理解してくれている」と感じ、次第に心が落ち着いていきます。
たとえば、こんな言葉がけがあります:
- 「〇〇したかったんだよね」
- 「できなくて悔しかったんだね」
- 「うまくいかなくてイライラしちゃったね」
ポイントは、感情に焦点を当てること。
「なんでそんなことしたの?」ではなく、「そういう気持ちだったんだね」と受け入れる姿勢が大切です。
この積み重ねが、子どもにとって「気持ちは言葉にしてもいいもの」という安心感を育てます。
次は、癇癪を減らすために日常で使える声かけの「NG&OK例」を具体的に紹介します。
5. 癇癪を減らすための声かけ・NGとOK例
子どもの癇癪を落ち着かせたり、事前に防ぐためには、日々の声かけの工夫が欠かせません。
NGな声かけ | OKな言い換え |
---|---|
「いい加減にしなさい!」 | 「悲しい気持ちになっちゃったね」 |
「泣かないの!」 | 「泣いちゃうほど悔しかったんだね」 |
「また始まったよ…」 | 「どうしたら一緒にできるかな?」 |
「我慢しなさい!」 | 「悔しい気持ち、ちゃんとわかってるよ」 |
「やめなさい」よりも、「どうしたの?」「何が嫌だったの?」と、子どもの内側にある思いにフォーカスした声かけを心がけましょう。
では、癇癪が落ち着いた後のフォローでは何が大切なのでしょうか?
次の章で詳しくご紹介します。
6. 癇癪後のフォローで親子の信頼を深めよう
癇癪が終わった後の対応は、親子の信頼関係を育てる絶好のチャンスです。
このときに意識したいポイントは:
- 「怖くなかった?」など気持ちを聞く
- 落ち着いて抱きしめる・手をつなぐ
- 「頑張って落ち着いたね」と認める
癇癪後に「ダメでしょ!」と叱るのは逆効果。
気持ちを吐き出したあとの子どもは敏感なので、安心感を与えることが大切です。
このフォローを繰り返すことで、子どもは次第に感情を自分で調整する力を身につけていきます。
では、そもそも癇癪を防ぐために日常でできる工夫はあるのでしょうか?
次で詳しく解説します。
7. 日常生活でできる予防的アプローチ
癇癪を完全に防ぐことはできませんが、日々の関わり方で頻度を減らすことは可能です。
以下のような工夫を取り入れてみましょう:
- スケジュールを見える化:「次は〇〇だよ」と予告を入れることで混乱を防ぐ
- 選択肢を与える:「どっちにする?」と自分で決めさせることで納得感が生まれる
- お腹・眠気チェック:空腹や眠気が癇癪の引き金になることも
- 五感を使った遊び:感情を発散しやすくするために外遊びや手先を使った遊びを取り入れる
また、子どもにとって過ごしやすい環境を整えることも大切です。
子どもの発達に合った遊びやおもちゃを通じて、気持ちの安定を図ることも癇癪対策につながります。
そんなときに便利なのが、知育玩具のサブスクサービス。
And TOYBOXでは、保育士監修のもと選ばれたおもちゃが届くので、子どもの「やりたい」「できた」の気持ちを引き出し、癇癪を予防する土台作りにもつながります。
次の章では、癇癪に悩む親自身が心を守るための考え方をご紹介します。
8. 癇癪に悩む親が心がけたいマインドセット
癇癪対応に悩み、自己嫌悪になってしまうママ・パパも多いですが、「正解は一つではない」ということを忘れないでください。
以下のようなマインドセットを持つことで、気持ちが少し楽になります:
- 「感情を出せていることは成長の証」
- 「うまくできない日があっても大丈夫」
- 「一人で抱えず、周りに頼っていい」
子育ては長距離マラソン。
「今日は大泣きだったな」と思っても、次の日には笑顔で過ごせることもあります。
子どもの感情の嵐を共に乗り越えることが、信頼関係を強くしていくプロセスでもあります。
最後に、「うちの子だけ?」と悩む親御さんに向けて、育児のヒントをまとめます。
9. 「うちの子だけじゃない」癇癪と向き合う育児のヒント
癇癪に直面していると、「どうしてうちの子だけ?」「自分の育て方が悪いのでは?」と感じてしまうことがあります。
でも安心してください。2~3歳の癇癪はごく自然な発達のひとつであり、多くの子どもが通る道です。
大切なのは、
- 完璧を目指さず、できる範囲で向き合う
- 子どもの感情に共感し、寄り添う姿勢を持つ
- 少しずつ、自分で気持ちをコントロールする力を育てる
おもちゃや遊びの中での成功体験は、子どもの心を育て、癇癪を起こしにくくする効果もあります。
And TOYBOXでは、年齢に合った知育玩具を通して、子どもの「できた!」を引き出し、自己肯定感を育てるサポートができます。
癇癪に悩んでいる方こそ、遊びの時間を通じて子どもとの信頼関係を深めるチャンスにしてみてください。
▼この記事でわかること
・癇癪の原因と発達的背景
・癇癪の前兆と対処法
・子どもの気持ちを代弁する共感テクニック
・癇癪後のフォローと日常での予防法
・親の心を守るための考え方と向き合い方
この記事の監修者

And TOYBOX おもちゃコラム 編集部 岩瀬裕紀
おもちゃレンタルサービスAnd TOYBOXを運営する株式会社みのり代表取締役。2017年に当サービスを立ち上げる。そのほかに雑貨やインテリアのオンラインショップAnd MONOと保険調剤薬局を運営する。
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