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子育て情報 POSTED / 2025.09.17
きょうだいげんかが絶えない!上の子・下の子へのフォローと仲直り支援術
目次
1. なぜ兄弟姉妹はケンカをするの?
仲良く遊んでいたはずが、突然の大ゲンカ。
おもちゃの取り合い、順番の争い、言葉のぶつかり合い…。
兄弟姉妹のいる家庭では、日常茶飯事ともいえるこの光景。
でも実は、兄弟ケンカには「成長のきっかけ」になる大事な意味があるのです。
子どもがケンカをする主な理由には:
- 自分の気持ちをうまく言葉で表現できない
- 親の注目を奪い合う「愛情の競争」
- 遊びの中での価値観の違い
- 自己主張や自立心が芽生えてきた証
つまり、兄弟姉妹のケンカは単なるトラブルではなく、感情表現・社会性・ルール意識を学ぶ機会でもあるのです。
まずは「なぜケンカをするのか」を理解することが、親の冷静な対応につながります。
次は、ケンカから子どもがどんなことを学んでいるのかについて見ていきましょう。

2. ケンカを通じて子どもが学ぶこと
兄弟姉妹ケンカを見ていると、親としては「やめてほしい…」「仲良くしてほしい」と思うものです。
でも実は、ケンカの中にも大切な学びが詰まっていることを忘れてはいけません。
ケンカの経験から、子どもたちは以下のようなことを学びます:
- 感情のコントロール:怒りや悔しさをどう扱えばいいか
- 他人との距離感や交渉術:「どう言えば伝わるか」「どうやって譲り合うか」
- 自分と相手の違いを知る:「自分とは違う考え方もある」
- 仲直りの方法:「ごめんね」や「ありがとう」を伝える経験
だからこそ、ケンカをただ「悪いこと」として止めるのではなく、子どもの成長のチャンスととらえることが大切です。
とはいえ、親の対応によってその「学び」の質も変わります。
次は、親が冷静に対応するために心得ておきたいポイントをご紹介します。
3. 親が冷静に対応するための心得
兄弟ゲンカが始まると、どうしても親もイライラしてしまいがち。
でも、親が感情的になると、火に油を注ぐような結果になってしまいます。
冷静に対応するための心得は以下の通り:
- ケンカ=悪ではないと理解する
- すぐに仲裁せず、様子を見る時間を持つ
- どちらが悪いかを決めつけない
- まずは「気持ち」を受け止める
特に大切なのは、「どちらの味方もしない」という姿勢。
偏った対応をすると、どちらかが「自分は悪者だ」と感じてしまいます。
次は、兄弟姉妹ケンカで親が配慮したい「上の子の気持ち」について見ていきましょう。
4. 上の子の気持ちに寄り添うコツ
兄弟ケンカの中で、つい「お兄ちゃん(お姉ちゃんなんだから我慢してね)」と言ってしまっていませんか?
実はこの言葉、上の子の自己肯定感を傷つける原因になることがあります。
上の子が抱えやすい感情:
- 「我慢しないといけない」というプレッシャー
- 「親は下の子の味方ばかり」と感じる不満
- 「頑張っても認められない」虚しさ
上の子への声かけでは、次のような工夫が効果的です:
- 「ちゃんと気持ちを伝えようとしてくれてえらかったね」
- 「どうしたらよかったと思う?」と考える機会を与える
- 下の子がいない時間にしっかり甘えさせる
年齢が上でも、まだまだ子ども。
しっかり甘えさせる時間を意識してつくることが、上の子の心を安定させます。
次は、下の子の気持ちへの配慮ポイントをご紹介します。
5. 下の子の気持ちに寄り添うコツ
下の子は、「まだ小さいから」と親がつい甘く対応してしまいがちです。
ですが、下の子にもプライドや主張はしっかりあります。
下の子が感じやすい気持ち:
- 「自分はいつも怒られる」
- 「上の子ばかり褒められてずるい」
- 「もっと自分の話も聞いてほしい」
下の子にはこんな声かけを意識しましょう:
- 「〇〇もちゃんと気持ちを言えたね、えらいね」
- 「怒ってもいいけど、叩くのはダメだよ」と具体的に伝える
- 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)にありがとうって言えたら素敵だね」と促す
年齢に関係なく、一人の子どもとして丁寧に向き合うことが、ケンカの少ない関係づくりにつながります。
では、そもそもケンカを親が仲裁しすぎない方が良い理由とは何でしょうか?
次の章で詳しく見ていきます。
6. ケンカの仲裁ではなく「フォロー」が大切な理由
子ども同士のケンカに対して、大人は「止める」「正す」ことに目がいきがちですが、本当に大切なのはその後のフォローです。
仲裁ばかりすると、子どもは次のように感じてしまうことがあります:
- 「どうせ親が決めるから自分で考えなくていい」
- 「正解・不正解がすぐ決まってしまう」
- 「自分の気持ちは無視された」
その代わりに、親がすべきフォローとは:
- 感情の整理を一緒にしてあげる
- 「何が嫌だったのか」を聞いてあげる
- 「どうしたらうまくいくか」を一緒に考える
こうしたフォローが、子ども自身のトラブル解決力を育てる土台になります。
では、仲直りを促すときにどんな声かけが効果的なのでしょうか?
次でご紹介します。
7. 仲直りを促す声かけのポイント
兄弟姉妹ケンカのあと、仲直りに導くにはタイミングと言葉選びが重要です。
無理やり「仲直りしなさい!」と言っても、子どもの心には届きません。
効果的な声かけのポイントはこちら:
- まずは気持ちを認める
「悔しかったね」「嫌だったよね」 - 相手の気持ちにも目を向けさせる
「お兄ちゃんもびっくりしたかもね」 - どうすればよかったかを一緒に考える
「次はどうすればケンカにならないかな?」 - 仲直りの手段を選ばせる
「ごめんねって言う?それともギューする?」
謝ることを強制しないのも大切なポイント。
「気持ちが落ち着いてからでいいよ」と伝えることで、子どもは自分のペースで仲直りの方法を考えるようになります。
次は、そもそもケンカの起きにくい家庭環境をどう作るかについて考えていきましょう。
8. ケンカが減る家庭の環境づくりとは
兄弟姉妹のケンカは完全に防ぐことはできませんが、「起きにくい環境」は工夫次第でつくれます。
以下のような家庭内の取り組みが、ケンカ予防につながります:
- それぞれの「専用スペース」を用意する
自分だけのコーナーやおもちゃを確保 - 親の関わり方を平等にする
「上の子だから我慢」や「下の子だから甘やかす」を避ける - スキンシップと会話を増やす
甘えたい気持ちが満たされていると、衝突が減る - おもちゃの選び方を工夫する
年齢に合ったおもちゃを選ぶことで、遊びのトラブルを防ぐ
特に知育玩具のサブスク「And TOYBOX」では、保育士監修のもと兄弟姉妹それぞれの成長に合ったおもちゃを選んでくれるため、遊びの質が上がりケンカのきっかけが減ります。
家庭の環境を少し整えるだけで、兄弟姉妹の関係性はぐっと良くなります。
最後に、ケンカを通じて育まれる関係についてポジティブにとらえるヒントをお届けします。
9. ケンカのたびに成長する兄弟姉妹の関係を応援しよう
ケンカは親にとっては疲れるものかもしれません。
でも、子どもたちにとっては「関わる力」を育む大切な学びの場です。
ケンカのたびに:
- 感情の表現方法を覚え
- 他者との違いを知り
- 対話と妥協の大切さを学び
- 少しずつ成長していく
親ができるのは、そのプロセスを見守り、必要なときにそっとサポートすること。
「ケンカをしても、仲直りできる」「気持ちは受け止めてもらえる」そんな経験が、将来の人間関係の土台になります。
そして、おもちゃを通じた遊びの中にも、子ども同士のやりとりや協力の学びがあります。
And TOYBOXなら、年齢に合ったおもちゃで遊ぶことで、自然と社会性や自己コントロールも育まれ、ケンカが減る家庭環境づくりにも役立ちます。
兄弟姉妹との関係を、成長のチャンスとして楽しめるように、ぜひ一度サービスをチェックしてみてください。
▼この記事でわかること
・兄弟姉妹のケンカの原因と心理背景
・上の子・下の子それぞれの気持ちへの配慮
・ケンカ後のフォローや仲直りの促し方
・ケンカを減らすための家庭環境と関わり方
・子どもの成長につながるケンカの見守り方
この記事の監修者

And TOYBOX おもちゃコラム 編集部 岩瀬裕紀
おもちゃレンタルサービスAnd TOYBOXを運営する株式会社みのり代表取締役。2017年に当サービスを立ち上げる。そのほかに雑貨やインテリアのオンラインショップAnd MONOと保険調剤薬局を運営する。
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