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POSTED / 2025.08.12
赤ちゃんのうつぶせ寝は危険?SIDS予防のポイントと安全な寝かせ方
「赤ちゃんのうつぶせ寝は危ないって聞いたけど、どうして?」
育児中のママ・パパなら、一度は耳にしたことがある「うつぶせ寝」への注意喚起。
とくに0〜1歳未満の赤ちゃんにとっては、命に関わる重大なリスクがある行動です。
この記事では、赤ちゃんのうつぶせ寝の危険性やSIDS(乳幼児突然死症候群)との関連、家庭でできる安全な寝かせ方まで詳しく解説します。
▼この記事でわかること
・赤ちゃんのうつぶせ寝が危険な理由
・SIDS(乳幼児突然死症候群)の正しい理解
・予防のための寝かせ方と環境づくり
・安心して眠れる工夫やグッズの活用法
目次
赤ちゃんのうつぶせ寝はなぜ危険なの?
赤ちゃんのうつぶせ寝が危険とされるのは、「呼吸が妨げられるリスク」があるからです。
顔が布団やマットレスに密着しやすく、口や鼻が塞がれてしまう可能性があります。
とくに首の筋力が未発達な生後6か月未満の赤ちゃんは、うつぶせの状態から自分で顔を動かすことが難しいため、窒息の危険性が高くなります。
また、うつぶせ寝は体温の上昇や睡眠の深さにも影響し、それがSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスク要因のひとつとされています。
たとえ赤ちゃんが「うつぶせの方がよく眠るように見える」としても、月齢が低いうちは仰向け寝が基本です。
寝返りを始めた頃には、うつぶせになることも増えてきますが、
まだ自分で戻れない時期は特に注意が必要です。
次では、赤ちゃんの命を守るために知っておきたい「SIDS」について詳しく解説します。
SIDS(乳幼児突然死症候群)とは?
SIDS(乳幼児突然死症候群)とは、健康に見えた赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなってしまう病気のことです。
日本では年間およそ100人前後の赤ちゃんがこのSIDSで亡くなっており、0歳児の死亡原因としても上位に挙げられています。
特徴としては次のような点が挙げられます。
- 突然死であり、明確な原因がわからない
- 主に生後2〜6か月の赤ちゃんに多く見られる
- 睡眠中に起こることがほとんど
つまり、「寝ている間に何も兆候がないまま起きる」ことが多く、予測や発見が非常に難しい疾患なのです。
原因は完全には解明されていませんが、うつぶせ寝・喫煙・高温多湿な寝室環境・未熟児などがリスク因子として指摘されています。
厚生労働省や日本小児科学会も、「仰向け寝・母乳育児・禁煙」がSIDS予防の3大ポイントとしています。
次は「うつぶせ寝とSIDSの関連性とリスク」について詳しく見ていきましょう。
うつぶせ寝とSIDSの関連性とリスク
うつぶせ寝は、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを高める要因のひとつとされています。
国内外の研究でも、うつぶせ寝の赤ちゃんは仰向け寝の赤ちゃんに比べてSIDSの発生率が高いことが明らかになっています。
なぜうつぶせ寝が危険なのか、主な理由は以下の通りです。
- 顔が布団やマットレスに埋もれて呼吸がしづらくなる
- 吐き戻したミルクを誤嚥する可能性が高まる
- 体温がこもりやすく、熱がこもることでリスクが上がる
- 覚醒反応が鈍くなり、呼吸が止まっても起きにくくなる
特に注意が必要なのは、生後2〜6か月の赤ちゃん。
首や背中の筋力がまだ未発達なため、うつぶせの状態から自分で顔を上げることができず、窒息のリスクが高まります。
一方、寝返りが自分でできるようになってきた赤ちゃんには、無理に姿勢を戻そうとせず見守ることが一般的です。
ただし、安全な寝具や周囲の環境には引き続き注意が必要です。
次では、赤ちゃんの安全な寝かせ方の基本ルールを具体的にご紹介します。
安全な寝かせ方の基本ルール
SIDSのリスクを少しでも減らすために、赤ちゃんの寝かせ方には基本ルールがあります。
厚生労働省や小児科専門医が推奨する安全な寝かせ方を以下にまとめました。
- 必ず「仰向け」で寝かせる:新生児〜生後6か月は特に重要
- 硬めのマットレスを使う:柔らかい布団やベッドは顔が沈み込む危険あり
- 枕やぬいぐるみは避ける:窒息のリスクが高まるため、寝床には何も置かない
- 室温は20〜24℃前後に保つ:暑すぎる・寒すぎる環境はNG
- 掛け布団は肩まで、顔にかからないようにする:スリーパーの活用も◎
「安全な寝床=何も置かない」が基本。
シンプルであるほど安全性は高まります。
また、大人と同じベッドでの添い寝は注意が必要です。
親の布団が赤ちゃんにかかったり、寝返りで圧迫してしまう危険があるため、ベビーベッドの使用が推奨されています。
次は「家庭でできるSIDS予防の生活習慣」を見ていきましょう。
家庭でできるSIDS予防の生活習慣
寝かせ方と同様に、日常の生活習慣もSIDS予防に深く関わっています。
以下のようなポイントを日々意識することで、赤ちゃんの安全な睡眠環境をサポートできます。
- 家庭内での禁煙を徹底:妊娠中・授乳中の喫煙や受動喫煙は大きなリスク
- 母乳育児を心がける:SIDSのリスク低減に有効とされている
- 赤ちゃんが寝ている間の見守り:こまめに様子を確認する習慣をつける
- 過度な着せすぎに注意:赤ちゃんの手足がほんのり温かい程度が適温
また、赤ちゃんの睡眠の質を整えることも大切です。
日中にしっかり体を動かす、決まった時間に寝かせるなど、生活リズムを整えることが、夜の安定した睡眠にもつながります。
続いて、赤ちゃんの睡眠環境を整えるための具体的なポイントをご紹介します。
赤ちゃんの睡眠環境を整えるポイント
安全で快適な睡眠環境は、赤ちゃんの健やかな成長とSIDS予防の両方にとって重要です。
以下に、安全な寝室づくりのポイントをまとめました。
- ベビーベッドは壁から離して設置:転落や窒息を防ぐため
- 周囲にクッションやおもちゃを置かない:寝返り時のリスクを軽減
- 遮光カーテンで昼夜のリズムを作る:体内時計の発達をサポート
- スリーパーや寝袋を活用:布団が顔にかかるのを防ぐ
また、温度・湿度の管理も大切です。
赤ちゃんは体温調節が未熟なので、快適な環境を保つことでよく眠れるようになります。
寝室に空気清浄機や加湿器を取り入れたり、エアコンやサーキュレーターを活用するのも良い方法です。
それでも「どう整えたらいいかわからない…」「どんなおもちゃが安心なの?」と悩む方には、専門家のサポートが心強い味方になります。
最後に、知育と安全を両立できるサービス「And TOYBOX」についてご紹介します。
安心して眠れる環境づくりはAnd TOYBOXもサポート
赤ちゃんの睡眠環境を整えるうえで、「安心して遊べるおもちゃ」を選ぶこともとても大切です。
日中にしっかり遊んで満足することで、夜の寝つきが良くなり、睡眠の質も上がります。
そんな育児をサポートするのが、知育玩具レンタルサービス「And TOYBOX」です。
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この記事の監修者

And TOYBOX おもちゃコラム 編集部 岩瀬裕紀
おもちゃレンタルサービスAnd TOYBOXを運営する株式会社みのり代表取締役。2017年に当サービスを立ち上げる。そのほかに雑貨やインテリアのオンラインショップAnd MONOと保険調剤薬局を運営する。
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