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POSTED / 2025.08.16
赤ちゃんの肌トラブルQ&A:あせも・湿疹・乾燥肌の原因とケア方法
目次
赤ちゃんの肌はなぜトラブルが多い?敏感な肌の特徴とは
赤ちゃんの肌はすべすべでキレイ…そんなイメージとは裏腹に、実際は肌トラブルがとても起こりやすいことをご存じでしょうか?
あせも、湿疹、乾燥、赤みなど、ちょっとしたことで肌の状態が変わり、ママ・パパも心配になりますよね。
まずは、赤ちゃんの肌がどんな特徴を持っているのかを理解しておくことが、トラブルを防ぐ第一歩です。
赤ちゃんの肌は「薄くて弱い」
大人の肌と比べて、赤ちゃんの皮膚は約半分の厚さしかありません。
そのため、外部刺激(汗、乾燥、摩擦、紫外線など)にとても敏感で、すぐに赤みや湿疹などの反応が出てしまうのです。
皮脂の分泌も不安定
生まれて間もないころは皮脂の分泌が多めですが、生後3か月ごろから急激に減少します。
その結果、肌がカサカサしたり、乾燥によるかゆみや炎症を起こしやすくなるのです。
汗っかきなのに、汗腺が未発達
赤ちゃんは体温調節が未熟で、ちょっとした暑さでもすぐ汗をかきます。
でも、汗腺の機能が発達途中のため、汗がうまく出ずにあせもになりやすいという特徴も。
刺激に敏感だからこそ、ケアが大切
赤ちゃんの肌はとても繊細でデリケート。だからこそ、毎日のケアで守ってあげる必要があります。
次の章では、赤ちゃんによく見られる肌トラブルの種類と見分け方を紹介します。
あせも・湿疹・乾燥肌…よくある肌トラブルの種類と見分け方
赤ちゃんの肌トラブルにはさまざまな種類があり、見た目が似ているものも多いため、区別がつきにくいことも。
ここでは、ママ・パパがよく悩む代表的な肌トラブルについて、特徴や見分け方をわかりやすくご紹介します。
1. あせも(汗疹)
特徴:赤い小さなブツブツや透明な水ぶくれのような発疹。
- 首まわり、背中、ひじの内側、オムツのゴム部分など汗がたまりやすい場所にできやすい
- かゆみを伴うこともあるが、痛みはない
ポイント:通気性を良くして清潔を保つことで改善しやすい
2. 乳児湿疹
特徴:新生児期~生後3か月ごろによく見られる湿疹で、顔(特にほっぺ)に出やすい。
- 赤み、ブツブツ、脂っぽいかさぶたなどが混在
- 一時的なホルモンバランスの影響が原因
ポイント:清潔と保湿を心がければ自然に治まることが多い
3. 乾燥肌(皮脂欠乏性湿疹)
特徴:カサカサ、白っぽく粉をふいたような肌状態。
- 特に冬やエアコンの乾燥が原因で悪化しやすい
- 放置するとかゆみや炎症につながる
ポイント:入浴後すぐの保湿ケアが大切
4. アトピー性皮膚炎
特徴:かゆみが強く、頬や首、関節の内側に繰り返し湿疹ができる。
- 皮膚が乾燥しやすく、敏感
- 遺伝的な要因が関係していることも
ポイント:自己判断せず、早めに皮膚科で相談を
次章では、特に暑い季節に悩まされる「あせも」の対策方法について詳しく解説します。
あせも対策の基本:汗をかいたらどうする?
赤ちゃんはとても汗っかき。特に夏場や暖房の効いた室内では、すぐに首や背中がびっしょり…なんてことも。
そんなときに気をつけたいのが「あせも」です。
ここでは、赤ちゃんのあせも対策の基本と、家庭でできるケア方法を紹介します。
汗をかいたらすぐに拭く&着替える
あせもを防ぐ基本は、汗を肌に残さないこと。
- ガーゼや濡れタオルでこすらずやさしく拭く
- 汗をかいたらこまめに肌着を着替えさせる
- 首や脇、背中など「汗のたまりやすい部分」を中心にケア
ベビーパウダーの使いすぎには注意。汗を閉じ込めてしまうこともあります。
衣類は「通気性」「吸汗性」を重視
洋服や肌着は、綿100%など通気性がよく吸湿性に優れた素材を選びましょう。
重ね着しすぎに注意し、汗をかきすぎないよう調整するのも大切です。
お風呂でしっかり洗い流す
汗や皮脂が毛穴に詰まるとあせもの原因に。
- 毎日の入浴で汗をしっかり洗い流す
- 低刺激のベビーソープをよく泡立てて使う
- ゴシゴシこすらず、手のひらでやさしく洗う
入浴後はタオルでトントンと水分を吸い取るように拭き、必要に応じて保湿ケアを行いましょう。
次は、乳児湿疹やアトピーに悩む方に向けたスキンケアのポイントを紹介します。
乳児湿疹・アトピーの見極めとスキンケアのポイント
赤ちゃんの肌にブツブツや赤みが現れると、「これはただの乳児湿疹?それともアトピー?」と迷うことがありますよね。
実は、両者は見た目が似ているため、自己判断が難しいのが特徴です。
ここでは、乳児湿疹とアトピーの違い、そして共通して大切なスキンケアのコツをお伝えします。
乳児湿疹とアトピーの違いとは?
項目 | 乳児湿疹 | アトピー性皮膚炎 |
---|---|---|
発症時期 | 生後2週間~3か月頃 | 生後2~6か月以降に徐々に現れる |
症状 | 脂っぽいブツブツ、赤み | 乾燥+かゆみが強く、繰り返す |
部位 | 顔・頭皮が中心 | 顔、首、関節の内側など広範囲 |
経過 | 数週間で自然に治ることが多い | 慢性化することが多く、医療的ケアが必要 |
肌トラブルには「洗浄」と「保湿」が基本
どちらの肌トラブルに対しても、まずは清潔を保ち、保湿をしっかり行うことが大切です。
- ベビー用ソープで優しく洗う
- 入浴後5分以内に保湿剤を塗る
- 肌の状態によって保湿剤の種類を使い分ける(ローション・クリーム・軟膏など)
特に乾燥が強い場合は、1日2~3回のこまめな保湿が効果的です。
ステロイドの使用は医師の指示に従って
アトピーが疑われる場合、自己判断で市販薬を使うのは避けましょう。
早めに皮膚科を受診し、症状に応じた適切な薬を処方してもらうことが重要です。
次は、乾燥肌対策として欠かせない「保湿ケア」の具体的な方法をご紹介します。
赤ちゃんの乾燥肌を守る保湿ケアの方法と選び方
赤ちゃんの肌は水分量が多いと思われがちですが、実はとても乾燥しやすい状態です。
放っておくと、カサつきやかゆみ、さらには湿疹などの肌トラブルに発展することも。
ここでは、赤ちゃんの乾燥肌を守る正しい保湿ケアの方法と保湿剤の選び方を解説します。
入浴後の「5分以内保湿」が効果的
お風呂上がりの肌は一時的に水分量が増えますが、その後すぐに乾燥が始まります。
そのため、入浴後5分以内に保湿を始めるのが最も効果的とされています。
- 体をタオルで軽く押さえて水分をふき取る
- 顔や体全体に保湿剤をまんべんなく塗る
特に乾燥しやすい頬・ひざ裏・お腹まわりは重点的に。
保湿剤の種類と選び方
保湿剤にはいくつか種類があり、肌の状態や季節によって使い分けるのがポイントです。
種類 | 特徴 | おすすめの場面 |
---|---|---|
ローション | サラッとした使い心地 | 暑い時期や軽い乾燥時に |
クリーム | ややこっくり、保湿力高め | 冬場や乾燥が強いときに |
軟膏 | 油分が多く、刺激が少ない | 赤みや湿疹がある肌に◎ |
赤ちゃん用の保湿剤は無香料・無着色・低刺激のものを選ぶのが基本です。
こまめな保湿で「肌バリア」を守る
赤ちゃんの肌はバリア機能が未熟なため、保湿をすることで外的刺激から肌を守る役割があります。
乾燥がひどい時期には、朝・昼・夜と1日3回の保湿を目安に行うと効果的です。
次は、肌トラブルを未然に防ぐための生活習慣や日常の工夫をご紹介します。
肌トラブルを予防する日常の工夫と生活習慣
赤ちゃんの肌を健やかに保つには、日常生活での小さな工夫の積み重ねがとても大切です。
ここでは、肌トラブルを未然に防ぐために気をつけたい環境づくりや生活習慣のポイントを紹介します。
1. 衣類と寝具は「肌にやさしい素材」を
直接肌に触れる肌着やシーツは、綿100%など通気性と吸湿性の良い素材を選びましょう。
- タグや縫い目が刺激になる場合は裏返して着せる
- 柔軟剤や洗剤の香料にも注意が必要
洗濯はベビー専用の無添加洗剤を使うのもおすすめです。
2. 部屋の湿度と温度を適切に保つ
乾燥した空気は肌にも大敵。室内の湿度は50~60%程度を目安に調整しましょう。
- 加湿器を活用する
- 冬場はエアコンと加湿の併用
汗をかかせすぎないよう、室温調整も忘れずに。
3. よだれやミルク汚れはこまめに拭く
よだれやミルクが肌についたままだと、かぶれや赤みの原因になります。
ぬるま湯で濡らしたガーゼなどでやさしく拭き、清潔を保ちましょう。
4. ストレスをためない育児も大切
ママ・パパの心の余裕が、赤ちゃんの肌にも影響することがあります。
無理なく、楽しみながらお世話できる環境づくりも肌トラブル予防の一環です。
たとえば、知育おもちゃのサブスクを活用することで、遊びの中でリラックスした時間を持つこともできます。
次は、自宅でのケアだけでは改善しない場合に、皮膚科を受診する目安についてご紹介します。
自宅ケアで改善しないときは?皮膚科受診の目安
赤ちゃんの肌トラブルは、ほとんどが家庭でのスキンケアで改善できるものですが、中には早めの受診が必要なケースもあります。
「様子を見ていいの?それとも病院へ行くべき?」と迷ったときに参考にしていただけるよう、皮膚科受診のタイミングとポイントをまとめました。
こんな症状があれば受診を検討
- 保湿やスキンケアを続けても1週間以上改善しない
- 湿疹が広がっている・悪化している
- かゆみで眠れない・機嫌が悪い
- じゅくじゅく・かさぶた・出血がある
- 繰り返し同じ場所に湿疹が出る
これらの症状がある場合は、早めに皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。
受診前に準備しておくと安心なこと
診察をスムーズにするために、以下の点をメモしておくと安心です。
- いつからどんな症状が出ているか
- 使用中の保湿剤やスキンケアの内容
- 症状が悪化したタイミングや食べたもの
写真に撮っておくのもおすすめです。
肌の健康は「遊びの中」でも育てられる
毎日のスキンケアや生活環境に加え、ストレスの少ない育児環境も肌の健康につながります。
たとえば、親子で楽しく過ごす時間を増やすことが、ストレス軽減や免疫力アップにも効果的です。
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この記事の監修者

And TOYBOX おもちゃコラム 編集部 岩瀬裕紀
おもちゃレンタルサービスAnd TOYBOXを運営する株式会社みのり代表取締役。2017年に当サービスを立ち上げる。そのほかに雑貨やインテリアのオンラインショップAnd MONOと保険調剤薬局を運営する。
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